<復活の扉〜REVIVAL GATE〜



平成12年9月に発生した盗難事件から764日後

およそ2年間という長い沈黙を破り

フェアレディZのVG30DETTエンジンに、

今、魂がよみがえる・・・。


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(この写真は、復活後のツーリングへ参加した時に撮影した写真です)
ぱっと見た時、「な〜んだ、普通のZじゃん」と思われる方も
いるでしょう。しかしこのZは、車両盗難に遭い約2年ぶりに
公道を走れるようになったZなんです。では、これまでの
道のりは一体どんなものだったのか?ご紹介しましょう。





☆これまでの道のり☆


〜第一章〜
Zとの出会いと経験

  
(この写真は、購入時の姿を撮影した写真です)
平成8年11月、免許取得から5ヶ月が経過した頃、
僕は産まれて初めて自分の車を買った。
それがこのフェアレディZだった。その後、
交通事故や免停などの経験をこのZと共に
歩んでいく事になる。もちろんかずっちとの
出会いもこのZから始まった。




〜第二章〜
Z、盗難される!

  
(この写真は、盗難の2〜3日前にたまたま撮影した写真です)
あれは忘れもしない、平成12年9月2日(土)の朝。
いつものように起床して、以前から故障していた
ラジエターの水漏れ修理を、日産へ持っていこうと
思い駐車場へ向かった。と、次の瞬間、我が目は点と
なった。「あれ?Zが影も形もない。」そう、既に
手遅れだった。Zが盗まれていたのだ。確か昨夜の
21:00頃帰宅した時は車庫にあったのを覚えている。
「これは一体どういう事だ?」と思った瞬間、頭の中は
パニック状態で心臓がバクバクと鼓動を打ち、足はガタガタと
震えていた。一旦深呼吸をして、気持ちを落ち着かせた後、
警察へ連絡し関係者へ電話連絡を取った。




〜第三章〜
Z、発見される!


  
(この写真は、発見現場にて撮影した発見直後の写真です)
盗難から約1週間経過した同年同月10日(日)の朝10:00。
小倉北警察署から電話がかかってきた。「あなたの車と思われる
不審車両が見つかったので、至急現場に来て欲しい。」との事
だった。場所を尋ねると、北九州市小倉北区霧が丘3丁目の
スーパー駐車場だと言う。盗まれた場所からおよそ40〜50kmくらい
離れた場所だった。だが俺には移動手段がない。そこで会社の
友人へ連絡を取り、現場まで連れて行ってもらった。
現場には、オーラを全く感じない1台のZが放置されていた。
Zは、ナンバーが前後とも外されているだけで外見上目立った
損傷は、ほとんどない。だが、室内を見たとき俺は愕然とした。
カーステレオ・社外スピーカー・車検証・ドリンクホルダー・
思い出の数々など、搭載していた品物が全部盗られていた。
とにかく車体番号を確認してすぐに乗って帰ろうと思い、ボンネットを
開けた。だが、次の瞬間、変なにおいが辺周囲一体を覆った。
その変なにおいとは、オーバーヒートをして各箇所が異常加熱した為に
発生したにおいだった。その後車体番号を確認し、間違いなく俺のZだと
いう事がわかった。次にエンジンのテストをした。エンジンはなんとか
始動するものの、変な音がしてクラッチが全く入らず、前進後進が出来ない。
「クラッチもやられたか!くそっ!!」と犯人に対し怒りを覚えた。
自走行不能になったZは、その後車輌積載車で近くの日産自動車へ運ばれて、
そこからKGくるま工房へ搬送された。ここから復活へ向けての
長い道のりが始まったのだ。





〜第四章〜
Zと俺に刻まれた、深い傷


  

  

  

  
(この写真は、修理中のZの写真です。抜粋して掲載しました)
俺は心に深い傷を負ったが、Zもかなり深い傷を負っていた。
まずエンジン。俺が乗っている時に一回、そして犯人が二回目の
オーバーヒートを起こしていたので、軽症で済むはずがない。
案の定、熱によるひずみ・変形・異音などさまざまな故障が見つかった。
このエンジンを修理しても以前のように安心して走行できるという
保証はない。俺は止むを得ずこのエンジンを破棄し、新しい
中古エンジンを購入し、それをベースに両方のエンジンから
いい所だけを選び出し、一つのエンジンへと組み上げていくことにした。
次に冷却水関係。盗難前に右タービン付近のウォーターラインから
水漏れを起こしているのは判っていたが、それ以外のゴムホース類も
今回の盗難によるオーバーヒートで相当なダメージを受けていたので、
悪い箇所は全部交換することにした。これらの他に、クラッチ板
の交換・右ドアノブ・キーシリンダーなども修理する事になった。




〜第五章〜
そして、復活へ


 
(復活に伴い、エンブレムを前期型から最終型へ変更しました)
ちょうどエンブレムが光り輝いている、お気に入りの写真。

 
ここまで数々の苦難を乗り越えて、ついにZが復活を遂げた。
久しぶりに俺の元へ帰ってきたZ32。この世でただ一台、
俺のパートナーを努めてくれる大切な車だ。今回の
盗難によって失われた時間や、修理に費やした費用は、
もう二度と戻ってはこないが、Zだけは俺のところへ戻って
来てくれた。これからは失われたZとの時間を取り戻すべく、
Zとの時間を楽しんでいきたいと思う。


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