160円で大阪近郊区間1周の旅
〜大阪・奈良・三重・滋賀・京都、近畿圏内334.7km疾走!〜
2004年が明けて早々の1月2日に、思い立って大阪近郊区間を1周することに!
なぜ「近郊区間」の1周を?
それは、JRの規則で「近郊区間内ならどれだけ大回りしても、同じ駅を2回通らなければOK」という規則があるからです。
つまり今回は大阪→新大阪(160円)の切符を買って、規則にのっとり、列車の旅を楽しもうじゃないかというわけ。
詳しくはこちら
。※やるからにはきちんと規則に従って実行してください。くれぐれも乗務員、一般客の迷惑にならないように!
今回の計画に関する、マップを作ってみました。

では、各行程に分けて旅をしていきましょう!!
1st Leg − 大阪 Osaka→加茂 Kamo 大和路快速 61.5km
旅のスタートは、まずは大阪駅から! 大和路快速に乗って、終点の加茂まで行ってしまいます。
大阪環状線内はいつものようにノロノロと…天王寺まで走ります。大和路でも関空/紀州路でもノロノロ運転は同じ…(^_^;)
天王寺以降は何かが切れたように一生懸命走り出します。
使っている車両が、ちょいと古い221系ということで、走る音がほんと一生懸命!(笑)
そう飛ばしてるうちに、どんどん列車は大和路へ。 車窓は畑が多くなってきました〜。
大和川を渡り、奈良を過ぎたくらいからはちょっとゆっくりに走行。
さすがに終点付近まで来ると、車内のお客さんもまばらに…。
木津からは関西本線ということで単線になり、数分で最初の乗り換え駅「加茂」に到着。
加茂到着時には、1車両に5人くらいになってしまいました(^_^;)
←221系の車内。中央の広告は新春バーゲンの広告(^_^;)
2nd Leg − 加茂 Kamo→柘植 Tsuge 関西本線普通324D 41.0km
加茂駅で約30分もの待ち合わせ。 その間に大阪方面からの次の大和路快速が到着しちゃいました(^_^;)
ここからは近郊区間内では珍しいディーゼル車に1時間揺られます。音はバスみたいな感じです。
←ここからお世話になる2両編成のディーゼル。

座席が全部埋まるくらいの乗車率。 時期が正月だけに、「田舎に帰る」みたいな人が多かった。
この列車の車内はちょっと変わっていて、2両編成の前1両はロングシート・後ろ1両はロングシート+ボックスクロスシートというもの。
しかも、もう一つ変わったコトは、普通列車なのにゴミ箱が付いてる!
車窓は、柘植まではトンネルはあまり通りません。 ちゃんと全区間でケータイの電波も立ちます(vodaとdocomoはね)
伊賀上野では忍者の絵を描いた電車を見たり、違う駅では名古屋からの急行「かすが」と行き違いなど、非常にまったりした路線です。
この列車はワンマン運転で、無人駅では運転手の近くのドアしか開きません。
そんなこんなで、都会人からしたら変わった路線の旅も柘植に着いて終了。
柘植はなんと三重県なんですねぇ〜。「大阪」近郊区間で三重まで来ちゃいましたo(^-^)o
←柘植駅で上りと下りが行き違い。左が乗った列車。
3rd Leg ー 柘植 Tsuge→草津 Kusatsu 草津線普通5353M 36.7km
近郊区間で、あまり気に入られていない113系しか走っていないのが、草津線。
改造された車両が来たらいいですが、改造前のかぼちゃ色の車両が来たらガッカリ…(-_-;)
かぼしゃ色が来ると、狭いボックスシートに座るハメになってしまう。(少なくとも僕はあまり好きじゃないんです)
柘植到着時には、向かいの草津線ホームにはまだ着ていませんでした。
「なにが来るかな〜」と待っていたら、改造した↓こいつが来てくれました〜。ヤッター\(^〇^)/
←改造後の113系。223系クラスの転換クロスシート搭載(^-^)v

それでも発車までまだ20分くらいあるのでホームで散策…。
柘植のホーム上にあるトイレは見るからに田舎駅のトイレでした。(ちなみに男女は分かれていません)
で、この線のおもしろいところは、自分でドアが開けれるってこと。(他でも開けられるところはありますが…)
柘植駅到着時には全ドアが車掌によって開けられるんですが、その後車掌が車内点検がてら、ひとつひとつボタンを押して閉めていきました。
←これが乗客用のドア開閉ボタン

「ランプ点灯中、ボタンを押せばドアが開閉します。」って書かれてるんですが、普段はなかなか「ランプ点灯中」に巡りあわないんですよね(笑)
やっぱりこういうことができると、どうもやってみたくなるもんで、何回かムダに出入りしてしまいました(-_-;)
寒いし、それほど乗降客数がいないこの路線ならではのコトです。
列車は発車し、一路琵琶湖方面へ〜。
途中駅でもドアはボタンを押さないと開かない。 某駅ではホームの列で先頭に並んでいた人が、
列車が着いたのにドアが開かないのでキョトンとしていると、後ろで並んでいる地元の人がボタンを押して開けていました。
やはり急にこんな列車に出会った人には、このシステムは最初はわかりずらいんでしょうね・・・。
草津に近づいていくに随い、だんだん乗客数も増えていき、最後には結構な人が乗っていました。
立ち客も多くなったところで草津に到着。ここからは、日本の大動脈・東海道線に乗っていきます。
4th Leg ー 草津 Kusatsu→米原 Maibara 東海道線新快速3232M 45.5km
←ここからお世話になる223系

ここからは、遅延で有名、しかしアーバンネットワーク随一の速さを誇る223系新快速に約30分ほどお世話になります。
わざわざ網干から2時間もかけてここまで来てくれました(^_^;)
こいつは遅れていませんでしたが、実際隣に止まっていた221系の普通か快速は遅延してました…。
乗車率はJR京都線や神戸線ほどではなく、座席が全部埋まっていて、ドアの周りに数人が立つ程度。
ドアサイドの補助席をゲットして、ドアから外の風景を見る…。
「琵琶湖見れるかな?」と思っていましたが、内陸を走っているらしく、見れず…(>_<)
あっという間の30分で、すぐに米原に到着。。。ここで昼ご飯購入…ということで、ある駅弁を買うことにします。
←米原・井筒屋の有名駅弁「湖北のおはなし」、内容は後ほど♪(笑)
5th Leg ー 米原 Maibara→近江塩津 OmiShiotsu 北陸本線普通147M 31.4km
米原駅で待っていると、僕たちの向かいの大垣方面のホームとの人数の差に驚きました。
「やはり東海道線は大動脈」って感じさせます。だってこっちのホームの人はまばらなんですから。。。
ここからも変わり種の列車に乗ります。まずは写真を。
←米原に到着した419系

「なんかJRの特急っぽい」なんてお思いになる方もおられるかもしれませんが、実際寝台特急・急行に使われていたやつなんですよ。
昔は581/583系と呼ばれて、寝台列車として使われていたんですが、新幹線とかに活躍の奪われて余りまくりに…。
で、寝台を取り払ってボックスシートやらロングシートやらを車内に取り付けてできたのが、この419系。
ドアが小さく、一部の窓が中途半端な大きさなのはその名残でしょう(^_^;)
車内設備に目を取られているうちに、列車は出発。これにも約30分お世話になります。
この30分を利用して、さきほど米原で購入した駅弁「湖北のおはなし」を食べてみます。
←開封したての駅弁。クリックしたら大きな画像出ますよ★

米原・井筒屋の中でも一番人気のこのお弁当。在来線ホームでは3つのホーム上の売店で売られています。1000円です。
この日も1軒目は売り切れだったので、違うホームまで陸橋を渡り、買いに行きました。
粒こしょうで"ろーすと"された「鴨」が主役のこのお弁当。他にも、かしわ(鶏肉)や、炊き込んだこんにゃく、玉子焼…。
おつけものまでおいしくいただけます。最後には、写真の左上のサイコロの中に入っている「あめ」でお口直し…と嗜好をこらしたメニューです。
旅をしたのが1月2日ということで、三が日限定で赤飯になっていました。
食べている時間は早く感じるもので、食べ終わってトイレにいっているうちに、車窓はどんどん山景色へと変わっていきました。
高架やトンネルが続き、列車の左側から湖西線の高架が近づいてきたら、今回の旅で最北端の近江塩津に到着です。
残念ながら、今回は雪は積もっていませんでした。湖北の天気は気まぐれ。。。
6th Leg ー 近江塩津 OmiShiotsu→近江今津 OmiImazu 湖西線普通4846M 20.9km
到着したのはいいものの、着いたホームの向かい側に近江今津行きの列車がいない!1分の待ち合わせなのに!
どうも雪の降る土地特有の遅延みたいです。なんせ日本海側の北陸本線からくる列車に乗るわけですから。
←待っていると、EF81+サロンカーなにわが高速で通過していきました。

やっとこさ近江今津行きの列車が来てくれました。
そうそう、さっき説明し忘れていましたが、さっきお世話になり、そしてここからもお世話になる419系には2つの顔があるんです。
←反対側の顔。米原にて。

先に述べたように、寝台車を改造してできたんですが、そうしているうちに先頭車両がなくなってきてしまったんですねぇ(゚〇゚;)
「そりゃえらいこっちゃ」ってことで、中間車にムリヤリ(?)運転台を付けてできたのが、この顔なんです。
形が食パンみたいでしょ?(笑) 実際そう呼ばれてたりもするみたいです。
遅れて出発し、ほとんどが高架線の湖西線を南下していきます。右側には結構急な斜面が続き、一時は左側に琵琶湖が拝めました。
この列車も草津線同様にドアは全部開きません。到着時にドアのロックが外れ、ドアを手で開けて乗降します。
出発時にはドアを一度完全に開いてから閉じて出発です。でもあんまり人が乗降した記憶はありません(-_-;)
この列車が早かったのか、近江今津からの新快速が待ってくれていたのかはわかりませんが、なんとか乗り継ぎはすることができました。
(ただし、駅員さんにカナリせかされましたが…)
Last Leg ー 近江今津 OmiImazu→新大阪 ShinOsaka 湖西線・東海道線新快速3263M 97.7km
ついに最後の列車となってしまいました。乗車するのは、米原付近で一度お世話になった223系新快速です。
近江今津から来る私達の乗った列車を待っていただけに、乗客の乗り継ぎが終わると即出発。
なんせ湖西線まで上がってきてくれる新快速は1時間に1本くらいしかないので、これを逃がしたら大変なんです(-_-;)
線路は高架で、単調なコンクリートの構造物がずっと続きます。。。
列車はここぞとばかりに最高速度の130kmまで加速(してたと思います)。駅や周りの風景がビュンビュン飛んで行きます。
右手にはポコポコッとした小山がいくつか並び、左手には時々遠くまで開けた琵琶湖が見えました。
→130kmで高速移動中の車窓。ちょっと霞んでいますが…。

京都の数駅手前までは、このような畑+山みたいな構図が続きます。
そのうちにニュータウン化されたような町並みになってきて、いつのまにか山科となり、東海道線と並走…。
山科辺りではめっちゃ長いトンネルに車窓を阻まれます。
京都駅に到着すると、左側に近鉄京都線の駅が見えます。「関西圏に帰ってきた…」なんて思いもしました(笑)
京都出発後は「これでもか」ってくらいに、町の中を全力疾走。早いですが、さすがに横揺れが激しいです。
で、東淀川駅をゆーくり通過しながら、新大阪での乗り継ぎの案内放送開始。
ついに横に長くのびる、新幹線新大阪駅が見えてきました〜。
ガタガタガタガタ音をたてて、新大阪駅16番線に進入〜。そして到着となりました。

いかがでしたでしょうか?安いわりには内容の濃い旅だったと僕は思います。
青春18切符と違い、普通乗車券使用なので、特急券を別途用意すれば、特急にも乗車できるようです。
同様の旅行をする際には、きちんと行程・時間を確認した上で実行くださいますようお願いいたします。
「一筆書き」で乗車している旨を検札時にはちゃんと乗務員にはお伝えください。
また、行程などを書いた紙を用意するのがおすすめです。できなければ、せめて時刻表の乗車区間を赤ペンでなぞって、ご用意ください。
では、よい旅を!
2004.02.04

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