<ガス欠症状対策(番外編2)・コンプレッション測定> 06.10.30

今回のエンジントラブル(?)について、いろいろな人から情報を貰っている最中なんですが、師匠より「オイルは上がっても下がってもシリンダー内にオイルが入るモンで、それが燃えて白い煙を吹くもんだ。今回のはインマニにオイルが溜まるし、煙は黒いんだから、症状から判断する限りオイル上がりとは思えないね。」「インマニにオイルが戻る原因は他にあるのでは?」との情報が...
予算の都合でどうせ暫くは治さないので、兎に角、もうチョット色々と原因を探ってみました...
 

先ずは前回のレポートにも書きましたが、「うちの奴のエンジンは本当にオイルが上がっているのか?」の確認の為に、各シリンダーのコンプレッション測定をしました。
何故かというと、「オイル上がりしてる → シリンダーが磨耗して圧縮抜けしているシリンダーがある筈」だからです。
早速、知り合いの修理工場へお邪魔してコンプレッションゲージを借りて測定してみると...


各シリンダーのコンプレッションは綺麗に揃っていて、その値は約14kg/cm2でした。
この値で正常なのかどうか?...はデータが無いので不明ですが、全シリンダーが全く同じ様に圧縮抜けしているとはちょっと考え難い → 逆を言えば、圧縮は正常だと考えられます。

やった〜♪、オイル上がっていないぞぉ〜〜♪♪(ノ^∇^)ノ
 

...って事は、オイルがインマニに戻る原因はなんだろうなぁ〜??...

...と考えながら、ふとインマニを見るとオイルが滲んでいました。

こりゃ〜また中にオイルが溜まっていそうだな...って事で、内部を確認してみると...

 

...案の定、オイルが溜まっていました。

まだオイルの量は少ないのですが、放って置くと悪さをする事は確実なので掃除を始めたんですが、その最中に変なモノ発見!

最初はワッシャーでも落ちているのかな?と思ったんですが(それはそれで大問題ですが...)、良〜く見るとパイプの接続部でした。

何処かセンサーにでも繋がっているのかな?...とパイプの行く先を追いかけると...

ちょっと判り難いですが、途中で何かのパイプと合流してオイルパンに繋がっていました。

 

あれっ?!...って事は、オイルパンとインマニがパイプで繋がっているって事ですね。(@_@)

家に帰って早速ETKで確認してみると、インマニの下でY型の配管部品はブローバイのオイルセパレータからオイルパンへのリターンホースでした。

どうして今迄こいつの存在に気が付かなかったかというと、これまで使っていた古いETK(左画像)にはこのパイプが表記されていなかったんです。

最近入手した新しいETKでは、上記の通りちゃんとパイプが表示されているのに...困ったモンです。


これまでに判明した事を判りやすく絵にするとこんな感じですかね。

さて、今回発見したパイプ(略図のC)が何の為に付いているのか?ですが、恐らくは「サージタンクに貯まったオイルをオイルパンに落とす為」だと思います。
(画像を良く確認すると、ちゃんとパイプCはサージタンクのオイルが溜まる部分にありますね)

...って事は、S50エンジンは最初からサージタンクにオイルが溜まる事が考慮された設計になっているって事ですね。

ところが、サーキット走行等の高回転時にはエンジン内圧が高くなりブローバイも増加している訳で、その状態でスロットルを開けるとサージタンク内が負圧になり、セパレータで分離したオイルがパイプBCを逆流してサージタンクへ噴き出すのだと考えられます。
特に右コーナーリング中の場合、オイルパンのオイルが横Gで偏ってパイプBの出口を塞いでいる可能性もあり、その場合はオイルパンのオイルその物がパイプBCを逆流している可能性があります。

今回、オイルが滲んでいたインマニは5番シリンダーで、こいつはパイプCの接続部の丁度真上ですから、パイプCからオイルを噴くと考えると辻褄が合っちゃうんですよねぇ〜。(-_-;

 

さて、原因が推定出来たので、次は対策をどうするか?ですが...

....................(考え中)..................次回へ続く!!(^^ゞ
 

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