【ウィンドプロファイラ1】
●より正確な天気予報をするには、大気の状態を知ること
がまず大切だ。
●現在は世界中で気温や降水量、風や気圧などが観測され
ているが、さらにこの春から日本では新しい観測器械が
登場する。この器械は気象庁が本格的に導入する「ウィ
ンドプロファイラ」と呼ばれるものである。
●ウィンドプロファイラは風の鉛直的な分布を測定する機
器という意味であり、その外観は縦横4メートルの大き
さの箱のようなもの。
●表面には電波を発射するものがいくつもならんでいて、
ここから出た電波が大気にあたって戻ってくるのを受信
し、いろいろな高さの風の強さや方向を測ることができ
るのだ。 | |
【ウィンドプロファイラ2】
●上空の風を測ることができるウィンドプロファイラは、
全国の25か所に設置される。
●設置場所は留萌、帯広、室蘭、宮古、酒田、高田、熊谷、
水戸、勝浦、河口湖、静岡、名古屋、尾鷲、福井、高松、
高知、清水、浜田、大分、厳原、平戸、熊本、延岡、屋
久島、与那国島。
●すでに名古屋や熊谷、水戸などでは設置が終わり、この
3月までには25地点すべての設置が終わる予定だ。
●ウィンドプロファイラは10分から30分ごとに観測す
ることができるので、より詳しい上空の大気の流れが分
かる。その結果、これまで予報の難しかった局地的な大
雨や大雪などの現象もとらえやすくなり、災害を未然に
防ぐことも期待できるのだ。
●このため、ウィンドプロファイラの設置場所は日本全国
にできるだけ均等に配置されているが、集中豪雨の発生
しやすい九州や四国にはさらに多くの地点が加えられて
いるのである。 | |