やっとダウンロードできたので、正確なデーターに基づき再びUPします。(変更点には*を付けてあります。)
機体 DG400-17,JA2425WR
タスク FAI 3旋回点距離
離陸地 関宿滑空場
リモートスタート地点 西那須野塩原IC(東北道のIC、関宿の約100km北)
旋回点 1.水沢IC(関宿の約370km北)
2.須賀川IC(関宿の約150km北)
3.一関IC(関宿の約340km北)
ゴール 特定せず(関宿にゴールした場合の距離が1029.62km)
公式立会人 河村融人さん
関宿離陸時間 *08:47:42(JST)
リモートスタート時間 *09:38:23
着陸地点 *氏家滑空場
(リモートスタート点から着陸停止地点までの正確な飛行距離は
954.89kmとなりました)
着陸時間 *17:51:06、(日没の約18分前)
リモートスタート後飛行時間 *8時間12分43秒
使用したリフト 全てウエーブ
飛行高度 *7000ftからFL150位の高度を主に飛行した。
ウェーブに入った後で一番低い高度は。FL150〜200に4回上昇した。最高高度はFL202。
平均速度 *116.28km/h
(以下、追加データ)
飛行時間 9時間3分24秒
関宿離陸時の気圧高度 −90m
リモートスタート気圧高度 921m
氏家着陸時気圧高度 76m
タスク中の損失高度 845m(従って距離のペナルティーなし。
もし関宿に着陸できたとしたら少しの距離ペナルティ−があったかもしれません)
14日に無事関宿に帰って来た後、早速瀬尾さんから「書いてね」と声を掛けていただきました。まもなく待望のTP07が発送になるそうですが、その次のTP08に向けて自分なりの解析を加えてまとめてみようと思っています。
この飛行の中で最も緊張した最後の1時間の部分をちょっとご紹介します。
4レグの飛行の最終レグを関宿に向け蔵王山のウエーブに入ろうとした頃から風が南に振り、ウエーブも弱くなり始めました。蔵王でFL200まで上げ、次の安達太良山でも再びFL200まで上げられればひょっとしたら関宿まで帰れるかもしれないとかすかに考えていました。しかし蔵王の第1波には入れず高度も上げられませんでした。とにかく前進するしかなく、安達太良のウエーブには8800ftで着きました。その日それ迄に3回使った安達太良のウエーブは全て期待通りの強いウエーブでした。しかし4回目は雲の形もそれまでとは違い弱々しく、実際にウエーブに取り付いてみると、上昇率も2m/s程度でした。それまでの7〜8m/sとは比べ物になりませんでした。しかしその先の高原山にはウエーブはなさそうなので、ここで高度を上げるしか選択の余地はありません。それでも高度が高くなるに伴って上昇率も上がり、4〜5m/sとなり、高度も最終的にFL202まで獲得でき、この日の最高高度となりました。この時点で関宿からの距離は192kmでした。
ここで皆さんはこの高度でこの距離なら関宿まで届くのではないかと考えませんか? 多少向かい風ですが、この先のコース取りを上手くやり、弱まったウエーブを拾って行けば何とかなりそうな高度と距離ですね。所が問題は時間だったのです。この時がちょうど17時でした。そして日没が18時09分。あと1時間09分しかありません。対地平均速度167km/hを出す必要がありました。しかしそんなに速度を上げてしまうと高度が足りなくなるでしょう。と言って高度を温存して飛ぶと日没となってしまいます。さあどうしますか?
「この先で安全に降りられる場所は、氏家、板倉、小山の3個所。小山だと998km、板倉だと1010km、しかしどちらも日没までに着陸するのは難しい。氏家ならあと120kmなので日没時間に間に合うだろう。速度を出しても届くだろう。どう計算してもこの選択しかなさそうだ。」
あと30分の時間があれば何とかなったかもしれない、なんであと30分早くスタートしなかったのかとも思いましたが、現実は現実です。とにかく日没までに安全降りなければなりません。もし氏家までさえも届かなくて夕闇の中で知らない場所に降りるのはあまりにも危険です。時計と高度計とGPSの対地速度と氏家までの距離を見比べて、酸素不足でジンジン痺れる頭で必死に計算しながら、夕闇に向かって飛び続けました。
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市川博一
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Hirokazu Ichikawa ***
*** ROS & Club Kokkaburra
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