サルナート


バラナシから北へ約10qにある仏教四大聖地のひとつサルナート。
ここはブッダが悟りを開いた後、初めて説法をした初転法輪の地である。
紀元前3世紀頃、インドのほぼ全土を統一し、仏教に帰依したアショカ王はこの地を訪れ、数々の施設やストゥーバ(仏塔)、寺院、柱などを建て、7世紀には寺院や塔が数百にも増え、多くの人が仏教を学んでいたといわれるが、
13世紀にムスリムによってほとんどの寺院が破壊され、この地は荒地となってしまった。


仏教
インドは仏教発祥の地でもあり、紀元前560年頃にルンビニー(現ネパール領)でシャーキャ(釈迦)族の王子ゴータマ・シッダールタが誕生。ゴータマ・シッダールタは、人生の苦悩を解決する道を求めて出家し、苦行を経て静かな瞑想に入り、ブッダ・ガヤの菩提樹の木の下で覚りを開き、ブッダ(仏陀)となる。ブッダは、生ある限り覚った真理を人々に伝えることを決意し、バナーラス郊外のサールナートで初めて法を説いた。多くの人々を教化し、80歳の時、説法の途中で病気にかかりクシーナガルで静かに入滅する。ブッダとは「真理に目覚めた者」、「覚った人、覚者」という意味で、ヒンズー教ではヴィシェヌ神の9番目の権化といわれている。
インドにおける宗教は土着のヒンドゥー教であり、仏教もヒンドゥー教徒であったブッダが創設した一派として考えれている。


仏教四大聖地

誕生の地ルンビニー
悟りを開いた地ブッダガヤ
初めて説法を説いた地サルナート
入滅の地クシナガル



ムガル帝国6代皇帝アウラングゼーブによる宗教弾圧で破壊され、荒廃した遺跡








隣の考古学博物館ではインドのシンボルでもあるアショカ王の石柱頭がある(左メニュー欄に掲載のもの)。また後光がさすとてつもなく安らかな仏像が安置されていた。衝撃を受けた美術品。写真撮影禁止のため、興味のある方は是非行って体験してください。

ダメーク・ストゥーパ
6世紀頃に建造され、直径28m、高さ13mの基盤の上に、高さ39mの円塔がそびえ、インドに現存するストゥーパ(仏塔)のなかで最大で、優美な唐草模様や幾何学文様が基盤の石積みの外壁に残る。


巡礼者によって金箔が貼られている











アショカピラー





チャウカンディ・ストゥーパ
(サルナートからベナレスへの道中にあるストゥーパ)かつてともに修行した5人の修行者がお釈迦様を迎えたといわれる場所。ここからサルナートへ連れて行き、ブッダは説法を説く。