8500系
1975年に登場し、合計400両が製造された東急を代表する形式。東京メトロ半蔵門線との直通用に作られた形式でもあり、
現に半蔵門線開業当初は全てこの8500系で運用をまかなっていました。長年東急を代表する形式でしたが、2002年から5000系の導入により置き換えが開始。地方や海外への転出が進んでおり、そのまま廃車になっている車両はそんなに多くはないようです。
当初は2009年度辺りまでをめどに8529Fあたりまでを置き換える計画だったらしいのですが、どうやらそれも難航しているようで、今しばらくは残ってくれそうな予感がします。

上写真は8621F。梅島にて。
簡単な年表
1975年 登場
1976年 鉄道友の会ローレル賞受賞
2002年 初廃車
2005年 長野鉄道に一部譲渡
2006/6/29 「伊豆のなつ号」登場(8614F使用)
2006/10頃 8590系の転入により8611Fが運用離脱
最終更新:2019/1/20
【編成別】35枚追加(詳細は編成別のページにて)。
【ドア】タイプ1警戒帯Aを追加。
【車内関連】座席を追加。
【ラッピング】Bunkamuraを追加(計3枚)。
【行先(幕)】急行押上を追加。
【風景】6枚追加。



【写真】

8606Fは割と8500系登場当時の面影を強く残しています。車内こそ更新されていますがスカートも無く行き先表示も幕のままです。以前はこのような8500系が4〜5本ほどいたのですが、現在は8606Fのみが走り続けています。廃車されるされると何度も噂になっては未だに(2019/1現在)生き残り続けている強者。何だかもう敢えて残しているんじゃないかと思えてきました。

撮影場所:溝の口
2006/6/29に、8614Fを使用した伊豆急行の広告電車「伊豆のなつ号」が登場。嘗て8000系で同車を運行した時はキャンペーン終了後に引退したものの、8614Fは広告だけはがして色はこのままで運行を続けています。色が色なので東武線内でも違和感が無いという不思議。

撮影場所:曳舟
広告電車「TOQ-BOX」は、8500系にも存在していました。8634Fが該当。広告電車というだけでなく、ドアチャイム、ドア上の案内表示、車内放送も設置され、他の編成とは差別化が図られていました。
現在はラッピングも剥がされ、ただの「側面に赤帯がある8500系」になってしまっています。

撮影場所:二子玉川
もともとケーブルテレビの広告車両だった8637Fは青い帯が特徴。ケーブルテレビの広告が終わった後もTOQ-BOXとして再利用されていました。上記の8634Fよろしく案内表示類が設置されています。

こちらも広告電車としての役割は終了し、只の青帯の8500系となりました。

撮影場所:溝の口
そんな8637Fですが、2018年、突然側扉がカラフルになりました。一体これは何なんだ、全く意図が読めない、そんな状況が暫く続いていたのですが、後にBunkamuraのラッピングが入り、この為だったのかと発覚したのでした。

撮影場所:小菅
8642Fは中間車がVVVFインバータ制御の試験車両になっています。この編成で試された結果が後の9000系2000系に生かされています。試作車故、なかなか運用に入りません。東武直通は勿論非対応。

撮影場所:溝の口



まとめ

編成別斜線の編成は退役済み)…編成ごとの写真はこちらから
10両編成
8601,8602,8603,8604,8605, 8606, 8607, 8608, 8609, 8610, 8611, 8612, 8613, 8614, 8615,
8616, 8617, 8618, 8619, 8620, 8621, 8622, 8623, 8624, 8625, 8626, 8627, 8628, 8629, 8630,
8631, 8632, 8633, 8634, 8635, 8636, 8637, 8642

5両編成
8638, 8639, 8640, 8641




〜編成表〜
田園都市線用(10両編成)
M2c-M1-T-M2-M1-M2-M1-T-M2-M1c(8M2T)
デハ8600-デハ8700-サハ8900-デハ8800-デハ8700-デハ8800-デハ8700-サハ8900-デハ8800-デハ8500

大井町線用(5両編成)
M2c-M1-T-M2-M1c(4M1T)
デハ8600-デハ8700-サハ8900-デハ8800-デハ8500

車両総数:10×38+5×4=400両

8500系は徐々に置き換えが始まっているものの、譲渡されている車両も多々存在します。また、時々いる0から始まる番号の車両は他の車両との番号の重複を避けるためにこんなことになっているようです。そして8500系は登場時は4両で、徐々に両数が増えていったので編成内の番号は頭が痛くなるほどバラバラ。番号を見ただけで形式がわかるようになるのもちょっと慣れが必要です。基本的には100の位の数字と何両目に繋がれているかで判断するのが良いでしょう。

番号はやたら複雑ですが、形式的にはデハ8500、デハ8600、デハ8800、デハ8700、サハ8900の5つしかありません。大井町線のはこの5種類が1両ずつ繋がれているので、田園都市線と比べて幾らか分かりやすくなっています。。

編成番号の部分が太字の編成は現在は在籍していません。

田園都市線(車両は↑順。右が中央林間寄り)
8601F
8602F
8603F
8604F
8605F

8606F
8607F
8608F
8609F
8610F
8611F
8612F
8613F

8614F
8615F
8616F
8617F
8618F
8619F
8620F
8621F
8622F
8623F
8624F
8625F
8626F
8627F
8628F
8629F
8630F
8631F
8632F
8633F
8634F
8635F
8636F
8637F
8642F
8601-8701-8901-8895-8791-8823-0704-8906-8801-8501
8602-8702-8902-8896-8792-8837-8717-8907-8802-8502
8603-8703-8903-8897-8793-8824-8718-8908-8803-8503
8604-8704-8904-8898-8794-8825-8719-8909-8804-8504
8605-8705-8905-8899-8795-8826-8720-8910-8805-8505
8606-8706-8947-8885-8777-8827-8721-8923-8806-8506
8607-8707-8948-0810-0712-8828-8743-8924-8807-8507
8608-8708-8949-0813-0713-8829-8744-8925-8808-8508
8609-8709-8950-0814-0714-8830-8745-8926-8809-8509
8610-8710-8951-0815-0715-8831-8746-8927-8810-8510
8611-8711-8911-0816-0716-8832-8735-8928-8811-8511
8612-8712-8912-0817-0717-8833-8736-8929-8812-8512
8613-8713-8913-0800-8796-8834-8737-8930-8813-8513
8614-8714-8914-8883-8775-8838-8738-8938-8814-8514
8615-8715-8915-8864-8762-8899-8795-8932-8815-8515
8616-8716-8916-8853-8751-8844-8722-8952-8816-8516
8617-0704-8934-8854-8752-8845-8779-8953-8817-8517
8618-8724-8935-8855-8753-8846-8780-8954-0811-8518
8619-8725-8936-8856-8754-8847-8781-8955-8818-8519
8620-8791-8937-8896-8792-8895-8782-8956-0812-8520
8621-8727-8941-8858-8756-8849-0705-8957-8819-8521
8622-8728-8942-8884-8776-8850-8750-8958-8851-8522
8623-8729-8943-8865-8763-8866-0706-8960-8867-8523
8624-8730-8944-8859-8757-8841-0707-8920-8868-8524
8625-8731-8945-8884-8758-8842-0708-8921-8869-8525
8626-8732-8946-8861-8759-8843-0709-8922-8870-8526
8627-8733-8917-8871-8764-8898-8794-8939-8820-8527
8628-8739-8918-8862-8760-8897-8793-8940-8821-8528
8629-8741-8919-8863-8761-8835-8742-8931-8822-8529
8630-8748-8933-8872-8765-8852-8749-8959-8873-8530
8631-8766-8961-8874-8767-8875-8768-8958-8876-8531
8632-8769-8963-8877-8770-8878-8771-8964-8879-8532
8633-8772-8965-8880-8773-8881-8774-8966-8882-8533
8634-8778-8967-8894-8789-8886-8790-8968-8887-8534
8635-8783-8969-8888-8784-8889-8785-8970-8890-8535
8636-8786-8971-8891-8787-8892-8788-8972-8893-8536
8637-8797-8973-0801-8798-0808-0711-8980-0803-8537
8642-0710-8979-0818-0718-0802-8799-8974-0809-8542
太字の車両は長野電鉄譲渡
太字の車両は長野電鉄譲渡
太字の車両は長野電鉄譲渡
ジャボタベック(インドネシア国鉄)へ譲渡
太字の車両は長野電鉄譲渡

ジャボタベックへ譲渡
ジャボタベックへ譲渡
秩父鉄道へ譲渡
ジャボタベックへ譲渡
ジャボタベックへ譲渡
ジャボタベックへ譲渡
ジャボタベックへ譲渡
「伊豆のなつ」塗装。



ジャボタベックへ譲渡





太字の車両は長野電鉄譲渡









赤帯:ドアチャイム・LED・自動放送設置


青帯:ドアチャイム・LED・自動放送設置
VVVFインバータ試験編成
大井町線(車両は↑順。右が溝の口寄り)
8638F
8639F
8640F
8641F
8638-0700-8975-0804-8538
8639-0701-8976-0805-8539
8640-0702-8977-0806-8540
8641-0703-8978-0807-8541



〜形式別〜
デハ8500

溝の口・中央林間側の先頭M車。パンタグラフを1基搭載。
8538〜8541の4両はシングルアームパンタになっています。

8506(高津)
デハ8600

渋谷・押上・南栗橋・久喜・大井町側の先頭M車。
パンタグラフはありません。

8616(高津)
デハ8700

田園都市線では4,6,9号車、大井町線では4号車に連結されるM車。
パンタグラフを1基搭載しています。

8762(高津)
デハ8800

田園都市線では2,5,7号車、大井町線では2号車に連結されるM車。
パンタグラフはありません。

8853(高津)
サハ8900

8500系唯一のT車形式。
田園都市線では3号車と8号車、大井町線では3号車に連結されます。

8952(高津)



〜ドア〜
・主な分類
取っ手→A:金具が目立たない B:金具が目立つ
窓支持方法→A:押さえ金具がドア外側 B:内側
タイプ1
取っ手B
窓支持方法A
ドア上部化粧板無
タイプ2
取っ手A
窓支持方法A
ドア上部化粧板無
タイプ3
取っ手A
窓支持方法B
ドア上部化粧板無
タイプ4
取っ手A
窓支持方法A
ドア上LED無し
ドア上部化粧板無
(8534Fのみ)
タイプ5
取っ手A
窓支持方法A
ドア上LED有り
ドア上部化粧板無
(8534Fのみ)
タイプ6
取っ手A
窓支持方式B
ドア上LED有り
ドア上部化粧板有
(8537Fのみ)
タイプ7
取っ手A
窓支持方式B
ドア上LED無し
ドア上部化粧板有
(8537Fのみ)
タイプ8
取っ手A
窓支持方式B
ドア上部化粧板有
(8538F以降)
タイプ1
警戒帯A



〜車内〜
主な分類
・車内の壁の色
ベージュ or 白系化粧板

・袖仕切り
A:簡素なもの。ポールのみで仕切ってある。
B:標準のもの。中央に縦のポールが設置された。
C:板が設置された。

・その他の違い
座席間仕切り:無し or ポール or 板
ドア上化粧板:8537F以降にのみ存在
ドア上LED装置:8534Fと8537Fにのみ存在
タイプ1
ベージュ壁
袖仕切りA
座席間仕切り:無し
ドア上化粧板:無し
タイプ2
ベージュ壁
袖仕切りB
座席間仕切り:無し
ドア上化粧板:無し
タイプ3
化粧板壁
袖仕切りB
座席間仕切り:ポール
ドア上化粧板:無し
タイプ4
化粧板壁
袖仕切りC
座席間仕切り:ポール
ドア上化粧板:無し
タイプ5
ベージュ壁
袖仕切りB
座席間仕切り:無し
ドア上化粧板:無し
ドア上LED有り
(8534Fのみ)
タイプ6
化粧板壁
袖仕切りC
座席間仕切り:板
ドア上化粧板:無し



〜Others(車内関連)〜
車椅子スペース
ベージュ壁
車椅子スペース
化粧板壁
貫通扉 両開き
内側
貫通扉 両開き
外側
貫通扉 片開き
内側
貫通扉 片開き
外側
吊り革 吊り革
優先席
扇風機 ローレル賞記念プレート ドア番号表示 消化器
製造表示 座席



〜Others(車外関連)〜
パンタグラフ 台車 社紋 転落防止幌 側灯(1) 側灯(2)
側灯(3) 側灯(4)
(1)の交換後?
標識灯 クーラー(1) クーラー(2)



〜ラッピング〜
伊豆のなつ号
(8614F)
※2007年
伊豆のなつ号
(8614F)
※2008年
玉電100周年
記念号
(8515F)
Bunkamura
(8637F)



〜行先表示〜
LED
押上 急行 中央林間 急行 押上 南栗橋 準急 長津田 あざみ野
中央林間 長津田各停 押上準急 中央林間
LED(明朝)
二子玉川
LED
(フルカラー)
区間準急 東武動物公園 急行 久喜 急行 南栗橋
清澄白河 中央林間 渋谷
急行 中央林間長津田急行 押上



〜車両の音〜
8500系走行音(走行音タイプ1)

【東京メトロ半蔵門線】押上〜錦糸町(2分15秒:736KB)
【東京メトロ半蔵門線】錦糸町〜住吉(1分38秒:537KB)

【田園都市線】駒澤大学〜三軒茶屋(1分43秒:565KB)
【田園都市線】三軒茶屋〜池尻大橋(1分45秒:572KB)
【田園都市線】三軒茶屋〜渋谷(3分36秒:1.15MB)
【田園都市線】池尻大橋〜渋谷(2分32秒:831KB)
【東京メトロ半蔵門線】渋谷〜表参道(2分13秒:725KB)
【東京メトロ半蔵門線】表参道〜青山一丁目(2分12秒:722KB)
【東京メトロ半蔵門線】青山一丁目〜永田町(2分18秒:752KB)
【東京メトロ半蔵門線】永田町〜半蔵門(2分33秒:833KB)
【東武伊勢崎線】北越谷〜大袋(2分44秒:895KB)

最も基本となる8500の音がコレ。非常にモーター音が大きく、地下では車内放送も聞こえづらくなってしまいます。自動放送には東武、メトロ、東急全て対応しておらず、もっぱら車掌が放送を行う形となっています。なお、西武2000系が全く同じ音。

永田町〜半蔵門、青山1丁目〜永田町、表参道〜青山1丁目、渋谷〜表参道はデハ8768にて。
8500系走行音(走行音タイプ2)

【田園都市線】駒沢大学〜三軒茶屋(1分58秒:644KB)
【田園都市線】池尻大橋〜三軒茶屋(1分52秒:612KB)

起動時に限りモーター音がやや違う車両がいくつか存在しています。

8500系8634F走行音

【東京メトロ半蔵門線】表参道〜青山一丁目(2分6秒:761KB)

こちら、8634Fの音。車内自動放送とドアチャイムがあるのが違いになります。走行音はタイプ2。8637Fはタイプ1の音なのでこの音は8634Fでのみ聞けるといえるでしょう。

8500系8642F走行音

【東京メトロ半蔵門線】永田町〜青山一丁目(2分18秒:750KB)

VVVFインバータ制御の試験車両、8642Fの音です。VVVFの車両と界磁の車両が混ざっているので、界磁の車両に乗ってしまうとこの編成が8642Fというのに全く気付かないこともあります。VVVFは日立GTOですが、他の車両では聞いた事のない走行音になっています。




〜映像〜
溝の口駅 8606F発車→8637F到着(youtube)

ラッシュが大分落ち着いたころの時間帯の溝の口駅にて。8606Fが反対側にやってきたので動画を1本撮ってみたところ、その直後にこちら側のホームに8637Fが到着。こんなことってあるもんなんですねぇ。8637Fはともかく、8606Fは一体いつごろまで残るやら。
【音量注意】8634F 錦糸町発車(youtube)

※古いカメラでの撮影です。画質、音質、音量はご容赦ください※

たまたま来たTOQ-BOXの8634Fを撮影したもの。この当時は、装飾が全てはがされて赤帯があるだけの8500系になってしまうとは思いもしませんでした。
【音量注意】8639F 二子玉川到着(始発)(youtube)

※古いカメラでの収録です。音量、音質、画質はご容赦ください。※

大井町線仕様に帯色が変更された8500系。この8500系の登場後、順次大井町線の車両の帯がこれと同じものに変更されてゆきました。
これは大井町線が溝の口に延伸する前に撮影したもので、複々線に見える線路の内側2本は大井町線のための折り返し線となっていました。鉄橋の多摩川の真上となる部分にいつも大井町線の5両(6両)編成が留置されていたものです。
8500系後期車ドア開閉(youtube)

大井町線の8640Fにて収録。後期に製造された8500系は、ドアの内側の押さえ金具がある程度目立つものに変更されています。窓の形は全く異なりますが、のちに登場した9000系などのイメージに近くなっているとお考えいただければ。

ドアエンジンは非常に静かで、これは当時の東急車の非常にいい点と言えるのではないかと。



〜風景・並びほか〜
二子玉川 二子玉川 溝の口 曳舟 曳舟 溝の口
曳舟 高津 恩田 恩田
二子新地二子新地二子玉川 二子玉川二子玉川長津田
溝の口


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