721系
北海道の通勤電車のスタンダード。普通列車から新千歳空港接続の快速「エアポート」まで
様々な運用に用いられます。1988年に登場し、長きにわたって製造が進んだ上に
快速「エアポート」用に改造されて車両番号の変更を受けた車両もたくさんいるので、
少々判別が難しいのが困ったところ。最終的にはVVVFインバータ制御の車両も登場しました。
現在も札幌近辺を中心に主力車両として活躍中。

上写真はF-5103編成、札幌にて。
簡単な年表
1988年 登場
1993年 VVVF車登場(GTO)
2003年 VVVF車登場(IGBT)
最終更新:2009/9/10 ページの作成



【写真】

1次車

1988年、登場当時の初期の721系で、最も基本となる車両。
他の車両との簡単な違いとしては、側面の車両番号表記が黒色の文字であったり、
車内の座席モケットが赤色であったりすること、また、デッキの色が濃い青である
ことも違いとなります。

1次車の編成…F-1〜F-8
F-5編成
普通
札幌


2・3次車

1989年に登場したグループ。721系は製造1年ごとに○次車の区分が変更されています。
この車両では座席のモケットが茶色に変わり、デッキの配色も水色に変更されるなど
他の車両と同様の特徴を持つようになりました。但し、車両番号表示は黄緑色。
なお、2次車と3次車は基本的に全く同じなのでまとめて公開いたします。

一部の車両が0番台から3000番台へと改造されています。

2・3次車の編成…F-9〜F-14、F-3015〜F-3018
F-14編成
普通
札幌
F-3017編成
区間快速
札幌
F-3018編成
回送
小樽


4次車

1991年に登場した4次車では、車両番号の表記が白色に変更されました。
現在、全ての車両が0番台から3000番台へと改造されています。

4次車の編成…F-3019〜F-3021・F-3022+F-3023(F-3022側)
F-3021編成
普通
札幌
F-3022+
F-3023編成
F-3022側
快速エアポート
札幌


5次車

1992年、快速「エアポート」用に721系を6両編成化するために追加で登場した車両。
基本的に4次車と同様ですが、中間車のうちモハ720形とサハ721形は5次車で新しく
登場した形式。在来車との区分の為に100番台、200番台といった番台わけがなされた
車両もいますが、現在はすべての車両が3000番台に変更されています。細かく分ければ、
100・200番台だった車両は3100番台と3200番台、となるのですが、実質全く同じです。

5次車の編成…F-3022+F-3023(F-3023側)・F-3101+F-3201
F-3102+F-3202・F-3103+F-3203
F-3022+
F-3023編成
F-3023側
快速エアポート
札幌
F-3101+
F-3201編成
F-3101側
回送
札幌
F-3201側
快速エアポート
小樽
F-3201側
回送
札幌


6・7次車

1993年に増備されたグループ。785系を基に、VVVFインバータ制御に変更された車両で、
全ての車両が1000番台に区分されています。現在、後述する8次車の登場により
編成組み換えでF-1009を除いた全ての車両が4000番台もしくは5000番台に改造されており、
現存するのはF-1009が1本のみとなります。
そのF-1009は現在、VVVFインバータ制御をIGBTに変更しています。

6・7次車の編成…F-1009
F-1009編成
普通
小樽


8次車

2003年、快速「エアポート」の編成組み換えの為に登場した車両。
このころすでに731系が登場していたため、それまでの721系と全く異なる車両とされ、
車内も731系を基としたスタイルに変更されました。そのためデッキはなく、
側扉の前にエアカーテンが設置されています。

といっても、新しく製造したのはモハ721、サハ721と中間車のみ。
他はすべて↑の6・7次車からの組み込みとなりました。
6・7次車出身のモハを含んでいる編成は4000番台、
8次車のモハを含んでいる編成は5000番台に区別されています。

8次車の編成…F-4101+F-4201・F-4102+F-4202・F-4103+F-4203
F-4104+F-4204・F-5101+F-5201・F-5102+F-5202・F-5103+F-5203
F-4104+
F-4204編成
F-4104側
普通
札幌
F-5102+
F-5202編成
F-5202側
快速エアポート
小樽
F-5103+
F-5203編成
F-5103側
快速エアポート
札幌



〜形式別〜
クモハ721-3000

130km/h運転に対応させる改造を受けた車両は3000番台に区分されます。
その車両の小樽側先頭モーター車がコレ。

クモハ721-3018(小樽)
クモハ721-3200

5次車の200番台を3000番台に編入した車両が3200番台。
その車両の小樽側先頭モーター車となります。200番台は在来車との
区別の為に付けられた番台区分ですので、実質何も違いはありません。

クモハ721-3201(札幌)
サハ721-3200

3200番台の小樽側から3両目の中間サハ。
「Uシート」用の車両として用いられています。

サハ721-3201(札幌)
モハ720-3100

5次車の100番台を3000番台に編入した車両が3100番台。その3100番台の、
新千歳空港側から3両目の中間モーター車。100番台も200番台同様、
在来車との区別の為に付けられた番台区分。

モハ720-3101(札幌)
モハ721-3100

同じく3100番台の新千歳空港側から2両目の中間モーター車。
パンタグラフを1基搭載しています。

モハ721-3101(札幌)
クハ721-3000

3000番台は、0番台に130km/h対応化改造を施した車両。
その3000番台の新千歳空港・江別側先頭T車。

クハ721-3017(札幌)
クハ721-3100

3100番台の新千歳空港側先頭T車。

クハ721-3101(札幌)
クハ721-4000

4000番台は、8次車(モハ721とサハ721のみ)の登場による編成組み換えの際、
モハ721が6・7次車から持ってきた車両で組成されている編成につけられた
番台区分。そのうちの新千歳空港側先頭車がクハ721-4000となります。

クハ721-4104(札幌)
クハ721-5000

一方の5000番台はモハ721が8次車の車両で組成されている編成につけられた
番台区分。そのうちの新千歳空港側先頭車がクハ721-5000となります。

クハ721-5103(札幌)



〜ドア〜
ドアA(左開き)
8次車以外
ドアA(右開き)
8次車以外
ドアB(左開き)
8次車
LEDあり
ドアB(左開き)
8次車
LEDなし
ドアC(左開き)
8次車
Uシート



〜貫通扉(デッキ-客室間)〜
車内側 デッキ側
2次車以降
デッキ側
1〜7次車
Uシート



〜車内〜
車内A
7次車まで
車内B
8次車
車内C
7次車まで
Uシート



〜Others〜
エアカーテン

8次車に設けられている設備。8次車ではデッキがなくなりましたが、では寒さ対策をどうしているのかというと側扉上にあるこれが役に立ちます。扉が開く際にここから暖房を思いっきり噴き出してエアカーテンとする、という仕組み。実際冬に乗ったことがないのでその効力がよく分からないのは残念ですが、北海道を走る車両ならではの設備といえそうですね。
チケットホルダー

Uシートに設けられている設備。イスの背面に設置されています。Uシートの指定席チケットをここに入れておけばなくすことも検札の時に慌てることもなく。そして車掌さんが見回るのも楽になるという客にも乗務員にもお得なシロモノ。他の車両にも是非波及してほしい設備ですね。
車内LED表示

こちらも、Uシートに設けられている設備。次の停車駅、ニュースなどなど。出てくる情報はいろいろですが、8次車以外は青色でしかも小さいLEDが設けられている程度となっています。8次車に設置されているLEDは最近の特急と見比べてもそん色ありません。
荷棚

こちらも、Uシートに設けられている設備。やはり、空港を結ぶ快速「エアポート」に用いられる車両ですので、大きな荷物を持った人も多いはず。そのための対策として設けているのだと思われます。
ゴミ箱

デッキに1つ設置されています。8次車も左右どちらかのドアの近くに設置済み。小さいものながらちゃんと用意してある辺りエラい! そしてしっかりと防犯対策で中が見える構造になってます。
「指定席」表示

Uシート入口の貫通扉の上に設置されています。一見液晶モニターっぽく見えますが、実際はただの板です。
貫通扉 帽子掛け 吊り革 吊り革(優先席) 運転台 台車
パンタグラフ 側灯(パターン1) 側灯(パターン2) 「Useat」表示 前面ライト(下) 前面ライト(上)



〜行先表示〜
普通 小樽
酷い画像ですスミマセン
普通 ほしみ 普通 江別 快速エアポート 小樽
(札幌から普通)
快速エアポート 札幌 快速エアポート
新千歳空港
回送



〜車両の音〜
721系1〜5次車走行音

千歳線:南千歳〜千歳(3分21秒:1.07MB)…収録はF3201編成にて

界磁なのでいかにもなそれっぽい音。ドアの音が重々しいですが、北海道で活躍する
車両ですからそれも仕方のないことなのかもしれません。
走行音を録るのならモーター車のデッキがお勧め。車内は大抵にぎやかになります。

ちなみに、よく言えば丁寧、悪く言えば申し訳なさそうに話してる感じの
この車内放送、実は自動放送です。最近のJR北海道の標準となる声のようです。

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