● 法堂 萬年山相国承天禅寺
重文:無畏堂 別名(むいどう)・最古の仏殿も兼ねた法堂・一重裳付入母屋造りの唐様建築
本尊:釈迦如来像及び脇侍(阿難像・迦葉像)の3体は運慶作
開山塔内には 夢窓国師像、達磨大師、足利義満などの像
を安置
天井の蟠龍図 【手を叩くと共鳴する 鳴き龍】
は 狩野光信(永徳嫡子)筆
法堂からは東西北の三方に渡廊が延びている
● 法堂北
の方丈は勝れた襖絵を有し、裏庭は京都市指定名勝となっている
開山塔庭園は山水の庭
と 枯山水平庭 が連繋する
独特の作庭
相
国 寺
金閣・銀閣寺をはじめ
99寺を数える末寺を擁する
臨済宗
相国寺派 の大本山
1386(至徳3)年、京都五山の二位に列せられる名刹1378(永和4)年室町殿:花の御所を造営した幕府三代将軍足利義満(北山殿)が、後小松天皇の勅命を受けてから約十年を費やして、1392(明徳3)年に完成した一大禅苑.。
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夢窓疎石を(1351年示寂・国師の死後30数年が過ぎていたが)勧請開山とする。
その建立には弟子普明禅師春屋妙葩(シュンオクミョウハ
1388年示寂)の協力(将軍の心の師として補佐)が大きく自らは2世となる。
義満の官位は左大臣だが、この官位を中国では相国といい、春屋らの勧めにより寺号を相国寺とする。
● 応仁の乱(1467) の度重なる災禍にもかかわらず室町時代の禅文化の興隆に貢献。天文の戦乱(1551)により、相国寺は全焼する。
後、豊臣氏や後水尾天皇の援助を受け、1605(慶長10)年豊臣秀頼 が現在の法堂を建立 (法堂建築の最古で最大)。.慶長14年には徳川家康も三門を寄進した。が、1788(天明8)年の大火の為、法堂・浴室・勅旨門だけを残し、旧(仏)殿をはじめ悉く焼失した。
文化年間(1804〜18年)開山塔として、方丈・庫裏も再建され、ようやく壮大な旧観を復するに至る。
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相国寺 本山の祖師・碩学高徳の僧の死後、弟子が師徳の人を慕って、大抵が本寺の周辺に建てられた(禅宗の墓にあたる
とうしょ)塔所のある寺院を塔頭(たっちゅう)と言う。
鹿苑寺・慈照寺・真如寺の3ヶ寺が山外塔頭、その他、12ヶ寺が
山内塔頭。
● 水墨画は相国寺との関わりが深く、当初は禅僧が肖像画を描くと言う「画禅一致」が提唱されたが、相国寺の画僧如拙とその門下周文が、水墨画の確立者とされる。
さらに、その門下に小栗宗湛、水墨画最高峰の 雪舟 がいる。雪舟は相国寺に入り僧録司春林周藤に師事し、中国で禅と絵を修行、帰国後大分・山口、晩年は京都に住む。
◆ 承天閣美術館
相国寺境内にある美術館 1984(昭和59)年4月開館
相国寺創立600年記念に建てられて、本山相国寺・鹿苑寺(金閣)・慈照寺(銀閣)及び相国寺派に伝わる美術品が展示公開されている。
収蔵品は鎌倉・室町から江戸期にわたる墨蹟・絵画や工芸品の他、国宝4点・重要文化財111点を含む数百点、また茶碗や茶杓等桃山時代の粋をあつめた茶道具も多く収蔵されている。
展示室には、必見、江戸時代の画家
伊藤若沖による襖絵 「葡萄図」・「月夜芭蕉図」(障壁画)が常設されていて、水墨の世界も満喫できる他、館内には茶室「夢中庵」、資料図書館・講堂がある。
これら優れた美術品が順次入替しながら常時展示公開されていて、年末年始と展示替数日間以外は年中無休。
◆ 京都五山
【註記】 「仏教目次=京都五山」 より引用
(リンクフリ−http://www.bukkyo.net )
● 金閣寺(北山
通称
鹿苑寺 ろくおんじ
) 北区金閣寺町1
臨済宗 相國寺派の禅寺
1994年(平成6)12月世界文化遺産・・・古都京都の文化財に登録。足利義満は南北朝合一を成し各地の強力守護を制圧、明国との貿易の興隆と文化の発展に貢献。
1397年(応永4)義満 が営んだ
山荘北山殿
(西園寺公経の別荘北山第) を、その没後、寺にし、遺言どおり夢窓国師(ムソウコクシ)を開山(初代の住職)とした。
金閣寺は相国寺の山外塔頭の一つで、義満法号の鹿苑院殿から、鹿苑寺と呼ばれ、お釈迦様のお骨を祀った舎利殿いわゆる金閣と、池庭とでもって極楽浄土の様相を具象した。
また五山文学が生まれ北山文化の中心地としても栄える。
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金閣は宝形造りの三層殿閣
1950年(昭和25)放火で焼けたが、1955(昭和30)年に再建。1956(昭和31)年発表の三島由紀夫の小説:金閣寺の美に憑っかれ、放火する青年僧の心理と行動を描く。
金閣は、二層三層が漆の上から純金の箔張り、屋根が椹 (サワラ)
の重層薄板で柿葺(コケラブキ)、天には鳳凰が輝き、一層は
寝殿造で法水院、二層は
武家造で潮音洞 (チョウオンドウ)、三層は、中国風の
禅宗仏殿造で究竟頂 (クッキョウチョウ) と言われる。
● 鹿苑寺は 池泉回遊式庭園 (特別名勝・特別史跡)、萩の違い棚と南天の床柱で有名な茶室(数奇屋造りの茶席で、夕日に映える金閣が殊のほか佳いとされる)夕佳亭(せっかてい)は1624年に建立。明治初年焼失・同7年再建される。
庭園として特別史跡及特別名勝指定地であり、鏡湖池(キョウコチ
約6,600u)には金閣寺が、畠山石など奇岩名石が配される葦原島・大小の島々のなども、ここに浮かんでいる。
順次 方丈・庫裏(禅宗特有の様式)・唐門・舟形石・総門が出口へと続く。
● 銀閣寺(通称
慈照寺)へ続く
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