第27章 ジャッジ
第86条
ジャッジは、観客席から離れてリングサイド最前列の中央に向い合って着席し、試合の推移を冷静かつ公正に観察し、両ボクサーの勝を自主的に判断し、ルールに従って採点し、これをジャッジ・ペーパーに記入する。また、ラウンドの休息中に必要あらばレフェリーに進言し、あるいはレフェリーの質問に答えなければならない。
ジャッジが認めると否とにかかわらず自主的に評価して自己の採点に加えることはできるが、レフェリーから通告されたファウルの減点はこれに批判を加えることなくそのまま正確に記入しなければならない。
第87条
ジャッジは、レフェリーを補佐してセコンドのルール違反に警告を与えなければならない。また、試合のラウンド中と休息中たるとを問わず、なにびとに対してもいっさい話をしてはならない。
第28章 ダウンおよびファウル
第88条
ボクサーが、つぎの状態にある場合はダウンとみなす。
1.有効打により足の裏側以外の身体のどんな部分でもリングの床に触れているとき。
2.ダメージを受けたため半ば意識を失ってロープによりかかるか、または立ったままでも攻撃も防御もできない状態とレフェリーが判断したとき。
3.身体の全部あるいは半ばがロープの外側に出たとき。
第89条
つぎの各項をファウルとし、これを禁ずる。
1.ベルトライン以下の加撃(ロー・ブロー)
2.ダウン中、またはダウンから立ち上がりつつある相手を打つこと。
3.故意にホールドやクリンチ、あるいはカバーリング・アップを続けること。
4.頭、肩、前膝、肘を相手に衝き当てること(バッティング)
5.咽喉を締めつけたり、腕または肘で相手の顔を圧したり、足を掬ったり蹴ったり、膝を突き上げたり、あるいは抱きつき、抱え投げ、引っ張ったり、引き倒したりすること(レスリング)
6.開いたグローブの内側、先端、またはグローブの手首の部分での加撃、グローブ側面上部での下からの突き上げ及び側面下部での上からの叩き下ろし(チョップ)およびあらゆるバック・バンド・ブロー。
7.身体を一回転させて打つこと(ピポット・ブロー)故意に腎臓の部分を背面から打つこと(キドニー・ブロー)および故意に後頭部を打つこと(ラビット・パンチ)
8.グローブの親指の部分で相手の目を突くこと(サミング)
9.打たれないのに故意にダウンすること。
10.互いに繊維を示さず、あるいは互いに馴れ合いないしはコミック・ショー的試合を行い、または双方あるいは一方による作り試合(八百長)を行なうこと。
11.リング・コーナーまたはロープに相手を押さえ付けることおよび一方の手で相手を押さえながら片方の手で加撃すること。
12.ブレークに際して打つこと、およびラウンドの終わりを告げるゴングが鳴ってから打つこと。
13.試合中相手またはレフェリーに対して侮辱的あるいは攻撃的言語を使うこと。
14.ロープを握り、あるいはロープの反動を利用しての加撃、またはロープを不当に使用して相手に不利を与えてたり、その他相手に傷害を及ぼすおそれのあるすべての非スポーツマン的なトリックおよび行為。
以上
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