第21章 アナウンサー
第70条
アナウンサーは試合を司会し、アナウンサーによってアナウンスされたものはすべてコミッションの公式のものとする。アナウンサーはつぎの事項を守らなければならない。
1.試合開始に先だって、試合のラウンド数(それがタイトルマッチであればその名称とラウンド数)および双方のボクサーの氏名、所属、ウェイトならびに試合役員の氏名を通告し、試合中はダウンがスリップであった場合はこれを通告し、試合終了後は採点の結果及びノック・アウト、テクニカル・ノック・アウト、反則勝ち、ノー・コンテスト等のタイムを通告すること。
2.コミッションから許された以外のアナウンスをしてはならない。
第22章 タイムキーパー
第71条
タイムキーパーは、リングサイドの最前列に着席し、正確なストップウォッチによってすべての計時を厳正に行なう。
タイムキーパーは、つぎの事項を守らなければならない。
1.各ラウンドの開始及び終了をゴングによって知らせること。
2.各ラウンドの開始10秒前にホイッスルを吹いてセコンドの退去を合図すること。
3.最終ラウンドを除き、カウント中に3分間の規定時間が来ても終了のゴングを鳴ら左図カウントを続け、カウント10にいたらないでダウン者が立上ったとき、はじめて終了のゴングを鳴らす。その後正味1分間の休息に入る。
4.ダウンが起こったらレフェリーに聞こえるように大声でカウントをとり、腕を上下し、もしくはゆびによってレフェリーに告げる。
5.ノックアウト・タイムはカウント終了の時刻とすること。
6.ノックアウト、テクニカル・ノックアウト、反則勝ち、ノーコンテスト等のタイムを文書によってアナウンサーに知らせること。
7.試合中レフェリーの事故その他一時試合中止のやむをえない事態が起こった場合は、レフェリーの指示がなくとも直ちに中止のゴングを鳴らし、試合時間を延長すること。
8.ゴングは直径12インチ(30センチ)以上のものをリングのプラットホームと水平になるようリング外の中央に固定させる。
第23章 ドクター
第72条
コミッション・ドクター(以下単にドクターという)は、ボクシング医学に明るい医師であってボクサーならびに試合役員の健康を管理する。このドクター以外の診断は公式のものとは認められない。
ドクターは、つぎの義務を守らなければならない。
1.コミッションの指示に従い、ボクサーならびにレフェリーその他試合役員の定時または臨時の診察をすること。
2.新にライセンスを受けようとするボクサーならびにレフェリーその他試合役員の審査をすること。
3.試合当日の公式計量に立会い、ボクサーの身体検査を行なうこと。
4.試合中は、リングサイドの最前列に着席し、レフェリーの要請があれば負傷ボクサーの診断の結果を報告し、万一緊急事態が起こった場合には応急の処置をとること。
5.診断の結果、ボクサーが試合をするに堪えない理由を認めた場合には、即時コミッションにその旨を報告し、かつ一定期間の出場停止を勧告すること。
6.試合中、ドクターは自己の判断によってレフェリーならびにコミッションに試合中止を勧告することができる。
7.ドクターは、ボクサーの試合診断報告書を速やかにコミッションに提出さねばならない。
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