とにかく遠くに行きたい。

 

風は海峡をこえて(第3話)

日本列島は桜の花に包まれているが、未だ北の大地を吹く風は冷たい。
しかしこの荒荒しい風こそが
遥か昔この大地へ旅する人々を運んでいたという事は
紛れもない事実である。
今回は、江戸時代からつづく三つの港をめぐりたいと思います。さて皆様ハンカチの用意はできましたかな?(よく意味はわかりませんが…)
今回は、多少公共交通機関に頼れない場合を想定して移動はレンタカーで行う事にした。
予約をしていれば良かったんだけど毎度のことながら
行き当たりばったりな僕はそんなことなどしちゃいない。ふと入ったレンタカーのお店で
「なにかお車のご希望がありますか?」という店員さんの
問いに「僕にぴったりの車をお願いします。」と答えたら
どんな車が出てくるだろう?という疑問がうかぶ。
ベンツやジャガーが出てくると「そうかぁ、やっぱりこの気品は隠せないね。」とはなはなだしい勘違いをしつも気分的にはご機嫌であるが、料金のほうが心配である。かといってスバル360やトラバント(旧東ドイツの車でボディがダンボール紙で出来てるらしい。)が出て来たりすると「きーっ!僕を莫迦にしやがって!」と思わず逆上してしまうかも知れない。

いやはや、まったくわれながら厄介な客だ。
ホントのところは、用意できる車は一種類かなくてそんな問答はなかったんだけど…。
しかし海岸線を通る道はきもちがいいですな。

まずやってきたのは福島町にあるトンネル記念館です。
ここは青函トンネルを作った時の機械やら資料などが展示してあるんですが、いきなりヒグマのお出迎えである。
そういえば、他の博物館でも
ヒグマの剥製がおいてあったりしたけど魔除か何かの類なのでしょうか…。想像ではこの目の部分が隠しカメラだと思う。
気を取り戻して次に進む。
当時の厳しい工事模様を再現したジオラマを目にした。
こうやってがんばっていた人がいるからこそいまの青函トンネルがあるんだ。僕に出来る事はないけれど最大級の謝意をもって握手を求めてみたい。ところでトンネルの中にはいろんなケーブルが通っているらしくそれらも展示してあったのですが光ファイバーケーブルなんかのかっこいい名前のよこには、このトロリ線。ちょっとどうかと思う。このケーブルだけ何故こんな柔らかいなまえなんでしょうか。ここは勇壮にシッカリ線。とかにすれば良かったじゃないか。
シッカリせん口にしてみるとわかるが予想以上に気が抜ける。
発見したりにしたときはこうつぶやく「これって、シッカリ線か…」
「しっかりせんか。」とにかくダメだ。お前こそしっかりしろという声が聞こえてきそうだ。
ホントに感心してしまう当時の工事内容と厳しさの為ここでくだらない話を書くことさえもためらわれる。…が最後にひとつだけご紹介しておきましょう。
鉄製トロである。トロは近年になってその価値が出てきたといわれ江戸時代の江戸前寿しにおいては赤身を珍重し、
マグロといえば赤身を指したというしトロにおいては食べずに捨てたりしたという。全くもったいないことである。これは非常に珍しい鉄製のトロ。関係ない薀蓄を語ったけど多分これはトロッコの文字が消えただけでしょう。
さて次々。

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